どんぐりのブログ!

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初めて半年でマリンバソロを2週間でやれと言われた話(後編)

前編はこちら

 

打楽器を初めて半年、オーディション3週間前に渡されたのは安倍圭子作曲「プリズム」という鬼のような難易度(当時の僕は)の曲だった。

 

ここで、さらなる悲劇に僕は気付いた。

 

今 → 1週間 → テスト → 2週間 → オーディション当日

 

お気付きだろうか、オーディションの日までテストを挟むのである。僕の学校では、というかどこの学校もそうだろうが、テスト前1週間ほどは、部活が停止になる。オーディション当日まで3週間あるが、実質練習できるのは2週間だけ。家にマリンバがあるわけもなく、管楽器のように持って帰れるわけもなく、スティックを持って帰って少し基礎の練習をするだけの1週間。その時の自分はYouTubeでひたすら聴くことぐらいしかできなかった。

 

1週間あけたあとの部活はもう必死だった。家にピアノはないので、譜読みも全然できていなくて、1からのスタートだった。毎日部活が終わっても居残って練習した。オーディションの次の日は演奏会があって、その曲も並行して進める。その時の自分は尊敬する。ほんとに。

 

 

 

ただ、打楽器を初めて半年のペーペーが2週間でほかの曲を練習しながら鬼のような難易度の曲が完成するはずもなく、譜読みすら半分と少しだけ終わっただけで当日を迎えた。その時はとても緊張した。そして、寒い冬、手が冷えてしまい、手首もいつもより回らなかった。こんな状態で挑んだオーディションは散々だと思った。練習の時よりも、はるかにレベルが落ちたものだった。

 

結果として選ばれることはなかった。当り前のことだけど。打ちのめされたよすごく。でもよかった。この時の経験はすごく役に立ったと今も思ってる。そして、マリンバを好きになれたから。鍵盤は少しマシに叩けるようになった。

 

そのオーディションでは、それぞれがお互いに聞きあって感想を書きあう紙があった。「よかったところ」と「改善した方がよいところ」の項目があった。この紙の記入は任意で、発表を控えてる人とかは違う教室に練習に行ったりすることもできた。(打楽器パートは出来なかった。)僕の順番は最後の方でたくさんの人が見てくれて、紙もたくさんもらえた。もしかしたら、1年生の中で僕が一番もらったかもしれない。たくさんの人が書いてくれて、自分ではわからない点もたくさん教えてもらえた。譜読みは終わってなかったけど、この曲はこれで終わりと見せかけるように工夫もしたので、譜読みが終わってないことに気付かなかった人もいた。

 

「1年生で2週間であれだけできるのは単純にすごいと思う」とか「ここはよかったからここをこうしたらここも出来ると思う」とか、言葉もたくさん言ってもらって本当にうれしかった。少し自信もついた。

 

その時は-と思っていたけど、今思うと、すごく∔の経験だった。

 

そんなことを考えながら、今日もプリズムの練習をしました。